こんにちは、営業部の間宮です。
毎日暑い日が続きますね!
今日は前回に続き、戒名の宗派別の構成・特徴についてお話します。
今回は浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、臨済宗を紹介します。
下記の特徴の説明は、地域・寺院などの慣習によって異なる場合があります。
浄土宗
浄土宗(鎮西派)では、「誉号」を付ける。
浄土宗西山派では、「空号」を用いる。
戒名の中に誉という文字が入ります。
○○院□誉△△居士(大姉)というように戒名の前に誉を含めて2文字入るのが特徴です。
誉号の後に道号を入れることもあります。
戒名の頭に梵字が入ることもあります。その場合は阿弥陀如来を表すキリークになります。
浄土真宗
2文字の法名の前に釋(釈)という文字が入ります。釋△△、○○院釋△△のように釋を含めて法名は3文字か6文字になります。
女性の場合、釋尼△△と付けられます。
曹洞宗
「戒名」の名称を用いる。
院号、道号、戒名、位号の順に付けるが院号がない場合もあります。
道号と戒名の4文字は、経典や漢詩などを参考にしながら対句で熟語になることが多いようです。
戒名の頭に梵字パクが入ることもあります。
臨済宗
院号にかわって、庵号、斎号、軒号が使われることがあります。位号に禅定門、禅定尼などを付けることがあります。
次回は、日蓮宗、時宗の戒名構成と戒名と名字についてお話したいと思います。