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通夜のマナー

2024年9月15日

こんにちは 大阪屋葬祭の古田です。今回のブログでは通夜のマナーについてお話します。

通夜とは、葬儀前に遺族や親族が集まり、故人と最期の夜を過ごす儀式です。もともとは夜通し行う儀式でしたが、最近は夕方から夜にかけて1〜3時間で終わる「半通夜」が一般的になっています。

参列する場合は、準喪服と呼ばれるブラックスーツかブラックフォーマルを着用するのが基本。ただ急な訃報で喪服を用意できないときは、略喪服(平服)とされる暗い色のスーツやアンサンブル、ワンピースなどを着てもマナー違反にはなりません。

また通夜では、開始時刻の30分前を目安に受付を済ませましょう。受付ではお悔やみの言葉を伝えて、用意してきた香典を渡します。通夜の開始後は、僧侶の読経と焼香を行い、最後に※「通夜振る舞い」と呼ばれる会食に参加して散会です。

通夜は、故人が亡くなってから比較的間もない、夕方から夜にかけて行われることが多いです。そのため、突然通夜の知らせが入ったり仕事が長引いたりして、通夜に遅れる方は少なくありません。 30分~1時間ほどの遅刻なら、諦めず参列するのがよいでしょう。ただし到着が20時以降になると遺族の負担が大きいため、翌日以降の葬儀・告別式に出席した方がベターです。

※常滑市における通夜振る舞いとは?

通夜ぶるまい(通夜のあとの飲食)は、弔問に対するお礼とお清め、そして故人の供養のために設けられるものです。

関東圏では通夜振る舞い(お清め)といって会葬者(お参りにきた方)に大皿で食べ物や、お酒を振舞ったりしますが、常滑市ではお茶の接待程度であることが多いです。

近年では、簡素な形で個別包装の食事や飲み物が提供されることも多くなってきています。また、コロナ禍以降は通夜振る舞いそのものを省略するケースも増えています。

遺族は多くの弔問客に対応しなければならないため、お悔やみの言葉は手短にします。長時間遺族と話し込んだり、故人の病状や死因についてあれこれ尋ねるのは避けましょう。

退席するときは、周囲の人に「お先に失礼します」と述べて、静かに退席します。

通夜振る舞いは、参列者への感謝とともに、故人を偲ぶ大切な時間とされています。