こんにちは、営業部の間宮です。
最近、雪が降り、寒い日が続きますね!
今日は以前、興味があって調べた「戒名」について話します。基本的に戒名は2字で表現されます。身分の上下や精進、報恩の多少に関係なく、仏の世界が平等であることを表します。
例1 「〇〇院△△××居士」
例2 「〇〇院△△××大姉」
上記の例の場合、「〇〇」が院号、「△△」が道号「××」が戒名、「居士」・「大姉」が位号になります。
ただし、位牌・墓誌・過去帳・法名軸などには、戒名の前後に院号・道号・位号等の号を付すことから、その全てを「戒名」として捉える事が通例化しています。
(参考)
浄土真宗では「法名」を用いるが、釋尊の弟子となる意味で「釋××(男性)」「釋尼××(女性)」と法名の前に「釋」(「釈」)の文字が加わります。
院号・院殿号
生前に寺院や宗派に対して多大な貢献をした者、あるいは社会的に高い貢献をした者に贈られる号です。本来ならば院は、皇族などが寺院の建立などの布施行をした場合に、その徳を称えて「院号」が贈られ、武士が寺院の興隆などの布施行した場合には「院殿号」が贈られました。そのため、院殿号より院号の方が格上とされています。しかし、現在では字数や見栄などから院殿号の方が格上とされています。室町幕府と江戸幕府の歴代将軍の大半は院殿号が贈られています。その他に「軒号」・「庵号」などがあり、「院号」「院殿号」よりも下とされている。律宗では、院号・院殿号は用いません。 大分、難しい話ですが、皆さんの信仰している宗派に当てはめて考えていくと、「なるほど」と思われるのではないでしょうか!次回の「戒名の構成」では少し細かな話をさせて頂こうと思います。