2020年7月17日
浄土宗通夜で使用する鳴り物
コロナウィルスの第1波が収まりつつあり移動解除が出ました。
世の中がそれなりに落ち着いてきたのかなと思います。
大阪屋葬祭営業部の関渉です。
今回は、浄土宗のお通夜の時に使用される鳴り物の道具を3点紹介させて頂きます。
写真の①木魚と②大徳寺リンは前回曹洞宗の時に紹介したものと同じです。お経を唱える時にリズムをとります。ゆっくり鳴らせば、お経もゆっくりと唱えられます。
また木魚には、もう一つの役割があるそうです。それは、お経を唱えている時にお経自体のリズムが単調なので、眠気防止の役割も持っているそうです。
2番目の鐘を大徳寺リンといいます。別名けいす、きんすと呼ぶこともあります。お経のはじめの時や終わりの時に鳴らします。
この大徳寺リンを鳴らすことによってその音で、空間を清め邪気を払うことが目的だそうです。3番目の写真は鉦吾といいます。お寺様によっては、ふせがねと呼ぶ方もいます。
これは、南無阿弥陀仏と唱える時に鳴らします。十念(南無阿弥陀仏と静かに10回唱える時)また回向といい、なかば歌うように唱えるときにリズムをとるように鳴らします。
音は聞く人によってはカンカンと聞こえたり、キンキンと聞こえたりしてかなりかん高く聞こえます。
もうひとつ知多半島地区で檀家の多い宗派である真宗各派の寺院様は大徳寺リンを使用されています。なお真宗の寺院様でもご自分で持参されることもあります。
次回からは告別式の鳴り物の案内をしたいと思います。
①木魚 ②大徳寺リン ③鉦吾(ふせがね)