2018年11月6日
私事ですが、11月3日(文化の日)に香嵐渓の秋の紅葉を味わいに行ってきました。
いままでも何度か季節をかえて行っていますが、今回は香嵐渓にある曹洞宗の寺院「飯盛山(はんせいざん)香積寺(こうしゃくじ)」へも参拝に行ってきました。
11月のはじめとあってまだ若干早めの紅葉を愛でながら川沿いの散策路を祭日ということもあって、大賑わいの観光客と共に進んでゆくとその途中に香積寺へと続く石階段があります。
一段一段片足づつ慎重に手すりにつかまりながら登りました。
(現在膝を怪我しているので・・・痛みの為片足ずつしか登れない・・(涙)
なんとか石段を登り切り境内へ、水屋で「お浄め」をすませいざ本堂へお参りに何かを期待してとか何かをお願いとかも思うこともなく膝の痛みをこらえただ漠然と本堂前に立ったところで木戸に張り紙が在りました。
そこには、「自分一人のために祈るな 人のために祈れば 多くの人があなたのために祈るしあわせとなる」とありました。
普段は仕事柄「葬儀の為」でしかお寺さんと接点をもちませんが仕事を離れ、改めてお寺さんと接してみますと「生きていく人の為」に在るんだと思わされました。
紅葉に色づいた参道を通り落ち着いた境内に入り、静かにたたずむ聖観音さまを眺めてみると邪念も消え素直に手を合わせることができました。
今回は膝の怪我もあり体は快適にとはいきませんでしたが、心はとても落ち着いた観光と参拝でした。
このブログを見て戴いている方々もこれからは紅葉には最高の季節になります。
名所ではなくとも、すてきな場所はたくさんあります、心の健康と身体の健康を求めて出かけませんか?