セレモニースタッフの市野です。
“道しるべ”とは、広辞苑によると道案内または、その標示物とあります。
私は、“道しるべ”と聞くとグリム童話のヘンゼルとグレーテルを思い浮かべます。
森の中に置き去りにされたヘンゼルとグレーテルの兄妹(他の国は弟姉らしい)は、来る途中置いていた月夜に光る小石を頼りに家まで帰って来る事ができました。
その後の物語は、言わずもがな、少し怖い。
そして兄妹にとって光る小石は“道しるべ”でした。
昨今はカーナビやスマホのアプリが、一度も行った事のない場所でも何通りかの道順と到着時間を教えてくれます。
遠方からご葬儀に参列される方もカーナビを頼りに弊社にお越しになります。
その方にとってカーナビは“道しるべ”となります。
それでも「道が解らない」と電話を下さる方もいらっしゃいます。
ここで人の出番です。
まずは「お車を安全な場所に停車して下さい」と申し上げてからご案内します。
その方にとって人は“道しるべ”となります。
葬家の担当者や従業員は、ご葬儀がスムーズに進んでいく様に、ご遺族や参列される方々を導きます。
これも一つの“道しるべ”ではないかと思います。
そして「お世話になりました。有難う」のお声を頂ける様に精進します。
最近あった出来事です。
弊社は花祭壇の場合、故人様の好きだった色の花や、男性は力強いイメージで女性はソフトなイメージでと花屋さんにお願いしています。
その日はソフトなイメージの花祭壇でした。女性スタッフとの会話です。
「今日は淡い色の花でとてもいいね」(女性スタッフ)
「色調がいいね・・・・??カラー」(市野)
・・・・??の単語がでてきません(-_-;)
「何だっけ何カラーだっけ?」(市野)
「えー何の事?」(女性スタッフ)
「ケーキ屋さんの名前よ!」(市野)
「どこのケーキ屋さん?」(女性スタッフ)
「半田のケーキというかプリンで有名な店」(市野)
「あ~~~わかった、パステルでしょ」(女性スタッフ)
「そうそう、パステル。パステルカラーと言いたかったのです!!」