2018年3月5日
セレモニースタッフの間宮です。
3月に入り春が近づいてきましたね。
春と言えばお花見!ということで、今日はお花に関する話題をお話したいと思います。
葬儀のお花と言えば皆さんは何の花を思い浮かべますか?
まず、祭壇に飾ってあるお花・お供え物のお花の中に菊の花が使われている事が多いと思います。
では、なぜ菊の花が葬儀に多く使われているのでしょう?
日本では菊は高貴な印として使われてきました。
後鳥羽上皇が菊を好んだことから天皇家家紋となり、パスポートに菊の花をモチーフにデザインされていたり50円玉に菊の花が描かれています。
また、西洋では「菊=墓前の花」とされ白菊を棺に納めたり、お墓の前にお供えしたりという風習がありました。
それが日本に広がり、仏花とされたことが由来とされています。
日本でもこの影響を受けて葬儀の際の献花に菊が用いられることが多くお葬式で使われるようになりました。
この習慣の影響で、お見舞いに菊の花を贈る事はNGです。
また、他にも諸説が・・・
菊の花の香りがお香に似ているという話。
「懐かしき遺影のほほえみ菊あかり」という句からきているという話。
菊の花を酢の物にして法事料理に使う理息があるという話ナドナド・・・。
菊の花は種類が多く、世界では2万種以上、日本でも350種以上ある植物と言われています。
最近では、祭壇に洋花を飾る花祭壇の写真が掲載されていますのでよかったら一度見てみてください。