2017年7月25日
こんにちは、営業部の間宮です。
今回は祭壇についてのお話をします。
祭壇といっても色々な種類の祭壇が有りますが、今回は白木の祭壇についてです。
昨今、花を中心にした祭壇が増えてきましたが、伝統的な白木祭壇にも部分部分意味があっての作りになっています。
まずは一番上の段に乗っている屋根のついた部分、これは輿(こし)と言って土葬の時代に棺を輿に納め、みんなで担いで、野辺送りをしたことに由来しています。
そして、すぐ下の段には写真立てと六灯篭(ろくとうろう)をのせます。六灯篭は左右に三個ずつ配置され、合わせて六個飾られます。
この六灯篭は六道を表しているともいえます。
六道とは、人が死んだら生まれ変わるという六つの世界の事です。
天道を頂点に、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道と、人間界での生前の行い次第で次の行く先が決まると言われています。
今回は、白木の祭壇の二か所の部分について簡単ではありますが、説明をさせていただきました。
葬儀にご参列いただきます際、気にして見ていただければと思います。
次回はその他の部分についてお話をしたいと思います。