2020年1月27日
こんにちは、大阪屋葬祭 営業部の 鈴木聖人 です。
今年はかなりの暖冬ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回も永平寺です。
永平寺は山の斜面にいろいろな建物があり水平方向は渡り廊下、斜面方向は渡り?階段で繋がっています。
著名な建物に関しては、永平寺や多くの方々のホームページに詳しく出ていますので、そちらを御覧頂くとして今回はそれら以外で私の気になった「渡り階段」についてお話しします。
①窓です。
ケーブルカーじゃあないですよ。
斜めに作られ、かつ開閉できます。
ガラスも斜めカットです。
こんなのが渡り階段左右に延々と続きます。
恐らくは角度を決めた治具を作って材木を切っていくのでしょうが世話な事です。
②虫、喰ってます。
③階段を昇ってて「ん?踏板の手前が下がってる・・・」
写真でわかるでしょうか?
壁の板の縦線に対し踏板がわずかに傾いています。
掃除をしていた若い僧侶さんに聞いたところ 昔、まだ階段に屋根や壁の無かった頃の、降雨時の水勾配だった、そうです。
④時々踏板の端にこんな「穴」がありまして
排水口だった、との事でした。
しかし昔は雨や雪の日でも、濡れながらこの階段を昇り降りしてたんですね。
⑤そして階段途中の謎の床下収納?
いやあ、いったいナニが入ってるんでしょうねぇ。
⑥そして極め付けが、この修理跡。
柱の根元が腐ったんでしょうが、どうやって直したんでしょう?
やっぱり一度上からバラして組直しでしょうか?
まったく隙間の無い精度の良さに匠の技を感じますね。
さて、階段一つとっても見どころ満載の永平寺。
まだ続きます。