2016年8月29日
こんにちは、営業部の間宮一泰です。
今日はお葬式でもよく見かける木魚についてお話をしたいと思います。
なぜ今、木魚の話をするのかと言うと、最近私が担当した葬家様で「なぜ、木魚を叩くのですか」という質問がありました。
木魚は、読経時に打ち鳴らすことでお経のリズムを整えたり、眠気覚ましの意味があります。
木魚が魚の模様に彫ってあるのは、魚は日夜を問わず目を閉じないことから、寝る間を惜しんで修行に精進しなさいという意味があるそうです。
元々木魚の原型は魚板というもので、その名の通り魚の形をした板でした。
その魚が口にくわえた丸い物は煩悩を表し、魚の背を叩く事で煩悩を吐き出させるという意味合いがあるそうです。
現在の木魚の形を見てみると、自らの尾を食う魚や、2匹の魚や龍が珠を争う姿などを図案化した鈴のような形をしています。
木魚の生産は日本では愛知県のみで、中でもお寺で使用するものは、愛知県の愛西市だけでしか製造されてないようです。
上記のことをまとめてみると、木魚を叩くことにより煩悩(仏道修行を妨げる欲)を吐き出させるために叩くものではないかというお答えが良いのかなと思います。
合掌