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スタッフブログ更新:家紋のおはなし(茗荷紋編)

2017年12月30日

こんにちは、セレモニースタッフの竹内です。

家紋というのは、私たちの祖先と家に伝わる【紋章(ロゴマーク)】です。

ご先祖様から私たちへ繋がる血の流れを、簡単なマークに置き換えて表現したものといえます。

日本にある家紋のうち、一般的に特に多く分布する藤・桐・鷹の羽・木瓜・片喰5つの紋の事を【五大紋(ごだいもん)】といいます。

五大紋に加えて、蔦紋・茗荷紋・沢潟紋・橘紋・柏紋の5つ加えて十大紋といいます。

今回は【茗荷紋(みょうがもん)】について少しご紹介いたします。

茗荷は、秋の草花で物忘れの妙薬としてよく知られています。

また、麻酔作用があること、邪気を払う草花として有名です。

ミョーガという音は、神仏の加護を意味する「冥加」に通じています。

また、煩悩を解脱させるとして民間信仰の対象であった「摩陀羅神」のシンボルが茗荷であるところから、神仏の加護を受けられる、縁起がいいということで茗荷紋が誕生したとされております。

神社や寺で使用されることが多い紋で、葉脈と先端に花房があるのが茗荷紋です。

茗荷紋は単体のもののほか「抱き茗荷」や「違い茗荷」など2つで構成するものや「三つ茗荷」や「頭合わせ六つ茗荷」など複数を組み合わせたもの、蝶(茗荷揚羽蝶)や桐(茗荷桐)などに見立てたものがあります。

有名人では水木しげる・北野武などが茗荷紋を使っているそうです。
茗荷