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スタッフブログ更新:お盆にみる歴史考察

2016年7月18日

営業部の竹味と申します、こんにちは。

梅雨の時期も終わりに近づき、かなり熱くなってきました。

熱中症対策をしっかりして体調など崩さないようにして下さい。

今日は7月18日で、お盆までは1ヶ月を切りましたね。

このお盆ですが、全国的には8月13日~16日が多い中、7月13日~16日の期間に行う地域もあるのです。

実は8月のお盆は月遅れのお盆なのです。

その昔、旧暦のころ(明治以前)7月15日の中元節の日に行われていました。

新暦(太陽暦)(明治以降)に8月のお盆がうまれ、3つの時期になりました。

①7月13日~7月16日(旧暦の月日のまま新暦にかわっただけ)
②8月20日前後(旧盆)(旧暦7月15日が新暦で8月20日前後にあたる)
③8月13日~8月16日(月遅れのお盆)

当時は国民の8割の人々が農業に従事しており、新暦7月15日は農作業の忙しい時期に重なり、お盆を1ヶ月遅らせて「月遅れのお盆」として、お盆の行事をゆっくり出来る様にしたためだそうです。

①は東京など関東圏の一部
②は沖縄県、奄美など南西諸島の一部
③は上記以外の日本のほとんどの地域

お盆について少しお話しましょう。
お盆とは、正式名称は『迂蘭盆会(うらぼんえ)』といい、ご先祖様や亡くなった人たちが成仏するように供養をする期間を『お盆』といいます。

特に亡くなった人が四十九日法要を終えて、初めて迎えるお盆を『初盆』又は『新盆』といい、普段のお盆より丁寧に供養します。

よく精霊棚にきゅうりやなすに割り箸や爪楊枝をさして足を作った馬や牛が飾ってありますが、これを『精霊馬(しょうりょううま)』といいます。
精霊馬ブログ1用

きゅうりの馬は精霊の迎えの時に「足の速い馬に乗って、早くあの世から帰ってこれるように」で、なすの牛は送りの時に「足の遅い牛に乗って、ゆっくりあの世に帰って行けるように、この世からたくさんの供物を積んで楽に帰れるように」という願いが込められています。

まだまだ『お盆』をほりさげるとたくさんの事柄が出てきますが今回はこの辺で締めさせていただきます。

自分もかなり勉強になりました。