こんにちは、大阪屋葬祭営業部の大岩です。
春のお彼岸も過ぎ、皆様もお墓参りに行かれたことと思います。
私もお墓のお参りを終えて、ふと思った事を今回のブログに記したいと思います。
今更ながらなのですが、お墓のお参りの時に皆様もお花を墓前にお供えされることと思います。
こちらのお供えについて調べ、私がなるほどと思ったお供えの意味について少しお話をさせていただきます。
お花を墓前にお供えする事の始まりについては、お釈迦様が仏様になる前の修行をされていた時に
燃灯仏(ねんとうぶつ)という仏様にお会いした時に、燃灯仏(※注1)様に蓮の花をお供えしたことが始まりとされています。
普段お墓参りのお供えするときですが、お供えをされる向きにも意味があるそうです。
①花をお墓(仏様)に向ける「向上相」
②花を八方に向ける「向中相」
③花を私たちの方に向ける「向下相」
多くの方は③「向下相」のお参りされる方に向けてお供えをされているのではないでしょうか?
こちらはどのお供えの仕方が正しいかではなく「仏様へ美しいお花をお供え、美しくお飾りする」意味があるのと、それだけでなく「お供えする人の心を穏やかにしてくれる」意味などがあるとされ、仏様に花をお供えするだけでなく、花をお供えする人の心も清める働きがあることから私たちの方に向けてお花をお供えしお参りするようになったようです。
そして仏様、ご先祖様をお参りするお気持ちを大切に、出来る限り花が枯れない様に心掛けて生気のあるお花をお供えして下さると良いと思いました。
※注1
燃灯仏(ねんとうぶつ)は、お釈迦様が前世で儒童梵士(じゅどうぼんし)と呼ばれ、修行していたとき未来において悟りを開き釈迦仏となるであろうと予言した仏様のことです。