2018年5月18日
セレモニースタッフの間宮です。
5月も半ばに入りこれからだんだん暑くなっていきそうです。
暑さにばてない様体調には気を付けましょう。
さて、今日は「りん」についてお話したいと思います。
「りん」とは【りーん】と鳴る仏具の事、漢字で【鈴】とかいて「りん」と呼びます。
お鈴(おりん)ということもあります。
漢字で鈴と書きますので、すずと読み間違ったりしない様「りん」「リン」とひらがな又はカタカナで表記されることが多いです。
禅宗で使用されていた梵音具(ぼんおんぐ)で、現在は宗派を問わず使用されています。
梵音具…??
ちょっと難しい言葉が出てきましたが、梵音具とは音を鳴らす仏具の事を呼びます。
また、他にも木魚、木鉦(もくしょう)、鉦(かね)などがあります。
りんの役割はお経をあげる時に合掌、読経のリズムを取るために鳴らすものですが、ご家庭ではお参りの時に使われるのが一般的です。
仏壇でおりんを鳴らす意味は、「これから供養します」という意味を込めて、手を合わせる前にりんを鳴らします。
(※宗派によってはお経を読まずに合掌だけする場合は、りんは鳴らさないという宗派もあるそうです)
この音にのせ供養や極楽浄土に届けるともいわれておりますので、ご先祖様や故人様へ思いをのせて鳴らしましょう。