2018年11月16日
営業部の竹味です。
秋も深まり朝晩冷え込むようになりましたが、体調など崩されてはいないでしょうか?
以前、初七日と二七日についてお話をしましたが、今回は三七日の話をします。
人が亡くなった後、仏教では忌明け(49日)まで、7日毎にお経を貰います。
亡くなった日を一日目として数えます。
人が旅立った時、自力では浄土には行けません。
そのために仏様に浄土への道を導いてもらうのです。
あの世で死後7日毎に7回、十王の裁きを受けるときに、それぞれの仏様が弁護を
して下さいます。
七七日(四十九日)目に最後の裁きを受け、お浄土に行けるかどうかが決まります。
この日を”忌明け”といい、ご先祖様の仲間入りをします。
初七日(死後7日目)・・・行者守護・悪魔退散・除災招福
『秦広王(しんこうおう)』様が裁判官になりまして、『不動明王尊(ふどうみょうおうそん)』様が弁護をしてくださいます。
二七日・ふたなのか(死後14日目)・・・仏智悟入
『初江王(しょこうおう)』様が裁判官になりまして、『釈迦如来(しゃかにょらい)』様が弁護をしてくださいます。
三七日・みなぬか(死後21日目)・・・智恵、天変地異、降状
『宋帝王(そうていおう)』様が裁判官になりまして、『文殊菩薩(もんじゅぼさつ)』様が弁護をして下さいます。
文殊菩薩様は知恵の仏さまであり、釈迦が前世で子供時代に教えを受けた仏さまだと言われます。
また釈迦如来様を中心とした両脇侍に、文殊菩薩様、普賢菩薩様としてこれを【釈迦三尊仏】といい、この釈迦三尊仏が二七日から三七日を経て四七日までの間に仏教徒として身につけるべきことを教え込んで下さるのです。