2017年4月10日
セレモニースタッフの市野です。
『さくら舞い散る中に忘れた記憶と君の声が戻ってくる・・・』
(ケツメイシ“さくら”より)
3月は別れ~
4月は出会い~
別れと出会いこの季節の景色にはいつも桜が咲きそして散っていきます。
それは、遠い過去から遠い未来へとたくましく繰り返されていく事なのでしょう。
流した涙と記憶を胸に新しい環境に踏み込んでと励ましてくれているようです。
桜もまた新緑へと姿を変えていくのです。
親しい人が亡くなり哀しみを受け止める間もなく
葬儀をなさる方々と接する中で感じることがあります。
“泣く事”と“笑う事”は哀しみを癒す力ではないかなと。
最後のお別れの時、どうにも涙があふれて動けない方も
一頻(ひとしき)り泣くことで少し落ち着かれます。
しばらくして、近しい人と故人の想い出を語らい始めると
お顔も段々穏やかになり、笑い声も聞こえてきます。
哀しいときでも人は泣いてばかりではない、笑う事も出来るのです。
そんな時“泣く事”と“笑う事”は人に与えられたストレスと戦う力なんだと
実感するのです。
『胸に溢れたその想いを 泣いて泣いて笑って笑って表せるなら
・・・・・
溢れた感情は単純にこぼれる涙止めずに泣いて枯れるまで
溢れた感情は単純に疲れた君をそっと包んで忘れるため』
(ケツメイシ“涙”より)
その力、なるべく誰かにストレスを与えないよう使いたいものです(笑)