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荼毘とは

2023年2月22日

こんにちは、営業部の古田です。

ご遺体を「火葬する」ことを意味する「荼毘(だび)」。ドラマのセリフなどで用いられることもあり、耳にしたことがあるかたも多いのではないでしょうか。一方で「火葬する」という言葉を使用することが一般的になっており、「荼毘」という言葉を聞いたことがない方も増えています。

今回は「荼毘」の意味や歴史、火葬との違いについて解説していきます。

荼毘(だび)は遺体を火葬して弔うこと意味する仏教用語です。火葬することは「荼毘に付す」という言葉を使います。

現代では、仏教的な意味合いよりも、火葬を柔らかく表現するための言いまわしとして「荼毘、荼毘に付す」と表現されることもあります。それは「火葬」という表現がとても直接的で生々しく聞こえてしまう為、相手を思いやる気持ちを大切にする、日本人らしい気遣いが感じられますね。

火葬の歴史は古く、紀元前383年頃にさかのぼります。火葬の始まりは、仏教の創始者であるお釈迦様が亡くなったとき。香料である薪をくべた炎でお釈迦様のご遺体を燃やし、見送ったことが起源だといわれています。これを期に仏教では遺体を火葬し、故人を見送ることが正式な葬儀の形式ととらえられるようになりました。