2017年5月22日
セレモニースタッフの間宮です。
夏が近づき、日中は汗ばむ陽気になってきました。
日差しも強くなり紫外線が気になるこの頃・・・
さて、今日は以前、「葬祭の祭はなぜ祭りという字を使うんだろうね?」という話を聞きました。
そこで『冠婚葬祭』の意味をお話ししたいと思います。
冠=元服(成人式)
婚=婚礼(結婚式)
葬=葬儀(葬式)
祭=祭祀(法事やお盆など祖先の祭礼のこと)
という日本古来の四つ儀礼を指します。
まず『冠』。かつては11~16歳の男の子が、大人の仲間入りをする行事「元服」という成人の儀式が行われていました。
「元服」とは髪を整え、冠をかぶり服装も大人の服を着て幼名を改めたとされています。
元服して初めて冠をかぶることを「初冠(ういこうぶり)」「加冠(かかん)」と呼ばれ冠婚葬祭の『冠』は元服の冠のことだそうです。
『婚』はみなさんお分かりになると思います、結婚式のことですね。
『葬』は葬儀のことです。
『祭』は葬式に続く祖先の霊を祀ること全般を指します。
法事やお盆などがあげられます。
このように『冠婚葬祭』とは人が生まれてから亡くなるまで、亡くなった後の親族の間で行われる行事の事ということが分かります。